承認欲求とは、他人から評価されたい、自分で自分を承認したいという欲求です。現代はインターネットの普及により、「自分よりもスゴイ人」の情報をダイレクトに手に入れられるようになり、承認欲求が満たされない若者が増えています。
承認欲求が満たされない結果、他人からの評価ばかりを気にしてしまい、他人軸で生きることになってしまいます。
そこで今回は、承認欲求について「マズローの5段階欲求」を交えながら解説します。承認欲求を満たすための方法や、承認欲求を満たすのをやめてみた経験談についても説明しているので、ぜひご覧ください。
承認欲求とは何か

承認欲求とは、簡単に言うと「認められたい」という欲求のことです。承認欲求を提唱している人物として有名なのが、アメリカの心理学者 アブラハム・マズロー (Abraham Maslow)。マズローによると、承認欲求とは他社からの評価だけでなく、以下の2つの軸があると言います。
- 自己承認:自信や自己効力感を持ちたいという欲求
- 他者からの承認:他者からの尊敬、評価、地位や名声を得たいという欲求
自己の自己に対する欲求は、「弱い自分を補いたい」という感情からきており、スキルや経験によって満たすことが可能です。
他社からの承認はみなさんが思う通り、「他社から評価されたい」「自分がすごいと思われたい」という欲求です。この欲求が強いと、他人軸で生きていくことになってしまうため、辛く感じてしまうことがあるでしょう。
参考:A Theory of Human Motivation
マズローの5段階欲求から見る承認欲求
マズローの5段階欲求は、一番下から順に満たされると言われています。例えば、生理的欲求が満たされていないと、安全欲求が生まれることはありません。また、生理的欲求から承認欲求が満たされていないと、自己実現欲求が満たされることはないのです。
それでは、各欲求の具体的な解説をします。
生理的欲求
人間が生きるために必要な基本的な欲求のこと。
- 食事
- 水分
- 睡眠
- 呼吸
- 体温の維持
生命維持に直結するため、最も基本的で優先度が高い欲求です。
満たされない場合は、飢えや渇きなど、生存そのものが脅かされると言われています。
安全欲求
生命や身体、資産、生活基盤の安全を確保したいという欲求。
- 物理的な安全
- 住居
- 防災
- 健康管理
- 安定した収入
- 雇用の確保等
生理的欲求が満たされた後、人間は危険や不安から身を守り、安定した環境を求める傾向にあります。安全欲求が満たされない場合は、恐怖、不安、混乱を感じやすくなります。
社会的欲求
人間関係を築き、他者とのつながりや愛情を求める欲求のこと。
- 家族
- 友人
- 恋愛関係
- 社会的な所属
- 職場
- 地域コミュニティ
- クラブ活動
人間はみな「社会的な存在」であるため、孤立や孤独を避け、他者との交流を求める傾向にあります。社会的欲求が満たされない場合は、孤独感、疎外感、社会不安が生じます。
承認欲求
他者や自己からの尊敬や評価を求める欲求のこと。
- 地位
- 名誉
- 評価
- 称賛
- 自信
- 自己肯定感
- 自己効力感
他者から認められることや自己を肯定することが、自信を高め、モチベーションにつながります。承認欲求が満たされない場合、劣等感や無力感、自信喪失を感じやすくなります。
自己実現欲求
自分の可能性を最大限に発揮し、自分らしい生き方を追求する欲求。
- 創造活動(アート、音楽、執筆)
- 自己成長(学習、キャリア開発、自己探求)
- 人生の目標達成や使命感の追求
他の欲求がある程度満たされると、自分らしい生き方を追求し始めるのが特徴。
満たされない場合は、自分の生き方に疑問を感じたり、虚無感を抱くことがあります。
承認欲求はどう満たしたらいい?

現代の日本では、社会的欲求まで満たせる方が多いでしょう。しかし、インターネットの普及により、自分よりも優れた方を多く目にするようになってしまいました。
そのため、承認欲求が満たせない方が増加しています。そんな方が承認欲求を満たすためには、以下の方法がおすすめです。
他人と比較しない自分だけの幸せを見つける
承認欲求が強すぎると、他人軸で生きることになるため、人に流されない自分だけの幸せを見つけることが重要です。これは「価値観」とも言えますが、「何を大切にするか、反対に何を捨てるか」を明確にすることで、他人からの影響を受けにくくなります。
価値観は、幼少期に形成されていることが多いため、家庭環境や幼少期に感じたコンプレックスなどを思い出してみると自分の価値観が明確になります。
成長の目標を作る
自分が納得する自分だけの目標を設定することで、他人ではなく、自分自身だけと向き合うことができるようになります。自分自身の目標設定と達成を繰り返すと、結果的に他人からの評価を求めにくくなります。
このとき大切なのは、「その目標が自分の人生においてどんな意味を為すのか」まで考えることです。例えば、なんとなく人生を「自分のペースでゆっくりと生きていきたい」と考えているのであれば、「土日に1時間はティータイムの時間を作る」などの目標で良いのです。
自分のペースでゆっくり生きていくことが理想の人生であるにも関わらず、「営業で1位の成績を修める」などの目標では、理想の人生とはベクトルが異なると言えます。
承認欲求を満たすことを諦める
マズローの5段階欲求は、欲求を満たすのではなく、諦めることでも次のステップに進めると言われています。
そのため、承認欲求を満たすのではなく、「満たしても意味の無いものだ」「満たすことはできないだろう」と割り切ってしまうことで、次のステップである「自己実現欲求」に到達できるのです。
他人や自分に認められたからと言って、それに価値を感じないのであれば、無理に満たす必要はありません。むしろ、諦めてしまう方が他人からの評価から逃れることができ、人生をより気楽に生きられるようになるでしょう。
実際に、承認欲求を満たすのをやめてみた
ここまで執筆していて、承認欲求って実は要らないのではないか?という結論にたどり着きました。
なぜなら、いくら他人に認められたとしても、さらに認められたくなっていたちごっこになるからです。
そこで、承認欲求を満たすのをやめてみました。具体的にどのようにやめてみたかというと、以下の通りです。(あくまでも独自の方法です)
- 「この人に認められて何になるんだろう?」と考える
- どうせいつか死ぬなら、認められることに価値があるのか?と考える
- 自分を駒のように考えている人との関係性を切る
- 急ぎで仕事を任されても、自分のペースを崩されたくないので断る
そもそも人に認められたかといって、それがどんな価値になるのかの結論が出ませんでした。
もちろん昇給や収入に関わる人もいらっしゃるかもしれませんが、地位のために誰かに認められるのは自分には合っていないと感じたのが正直なところ。
人生にかかわるような「承認」であれば大切にすべきかもしれませんが、そうではない限り、他の人の顔色を伺う必要はないのではないかと考えています。
そして、それを受け入れられて初めて、自分が自分らしく生きられる選択肢を取れるのだと感じました。
承認欲求を満たす方法は自分と向き合う必要がある

承認欲求を満たすためには、「自分が何で満たされるのか」「自分にとっての幸せは何か」を明確にする必要があります。自分の軸がしっかりと定まっていないからこそ、他人からの評価を気にしすぎてしまうのです。
そもそも自分が何を求めているか分からない方は、一度自分という人間を深掘りしてみるのがおすすめ。自分軸をしっかり見つけたうえで、ご自身の承認欲求とも向き合ってみてくださいね。
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